† 偶には会話で †

配布元:小瓶のススメ(閉鎖?)

 

*会話1(学園パロ・リパハル)*

『学園、昼、隣のフシギ少女との会話。』

「ねぇ、そういえばさぁ。」

「あん?」

セーラー姿の女子高生は購買から買ってきたやきそばパンを口いっぱいに頬張っている。

対して、学ラン姿の男子高校生は紙パックジュースにストローを差したところだった。

「一般食品って何?」

「は?」

「よくパッケージとかにあるじゃない。一般食品って。何が『一般』なんだろ?」

いや、それを俺に聞かれても。

ぢゅ〜っとジュースを吸って、遠い目になるリパー。

「普通の食べ物の事だろ?」

無難な答えを抽出する。

対するフシギ少女ハルヒの応えは。

「ゴボウとか?」

 

・・・・・・。

 

時間が止まった。

「何故ゴボウをセレクトした??」

もちろんマトモな回答なんて得られるはずは無いと知りつつも。

あー、なるほどね〜。一般食品ってゴボウとかのことか〜。

すでに自己完結してひとりで納得してしまっている隣のフシギ少女に、途方に暮れずにはいられないリパーだった。

 

 

*会話2(ホムワト)*

『立場が逆転したときの医者と探偵の会話。』

「風邪だね。医者の言うこと聞いて薬飲んでよく休むこと!」

言い置いて、薬を処方してくると寝室から出ていった。

そんなわけでいつもと逆で私がベッドに追い込まれた。

(もちろんそんなこと口にしようものならキラリと光るメスが飛んでくるので言わないが。)

ワトソンを怒らせると恐いのでとりあえず大人しくベッドに入り込む。

昨日事件を解決したばかりだし、軽い休養だと思えばなんとか我慢できる範囲だろう。

そんなに酷い風邪ではないと彼も言っていたことだし。

そう思って横になっているとワトソンが戻ってきた。

「眠る前に、薬を飲んでおかないと。」

「ああ。」

「じゃあ粉薬15g飲んで。」

そう言われて私の目の前に差し出された薬。

 

・・・・・・。

 

「・・・ワトソン?」

「なに?ホームズ」

「・・・・あの、小山くらいあるんですけどマジで。」

粉薬はほんとうに、軽く小山くらいの量があった。

「・・・できれば注射にしてほしいんだが」

「ヘンな癖が再発するといけないので却下。」

「・・・・手厳しいことで。」

そんなわけで私は山のような粉薬を(ホントに山だが。)意を決して飲む破目になった。

 

 

*会話3(BB)*

『寮生と来訪者の会話。』

「・・・・なんで君はぼくのところへテレビを見に来るの・・・・・・」

部活から帰ってきて、誰もいないはずの自分の部屋に明かりがついているの見て湧いた厭な予感。

それは見事に的中して、玄関に入るなり一気に脱力して倒れてしまったほどだ。

「だってガッコウから近いし。」

「自分の家で見ればいいじゃないか・・・」

反論しながら、ようやく起き上がり、どっと疲れの出た体をズルズルと引きずりながら、

ベシューは自分の弱みを握るバーネットの隣に座る。

「だって、テレビ持ってないし。」

意外な気がして驚く。

「へぇ、家にテレビ無いんだ。」

一緒になってブラウン管から映し出される映像を見る。

「そう、暇だからもう腹筋しかすることないんだよね。」

 

・・・・・・。

 

「・・・・は?腹筋?」

「そう、腹筋。何度も言わすなよ、一回で聞け。」

聞こえてたよ。

ただ、聞き間違いかと思ったんだよ。

後が恐いので口には出来ないが、顔に浮かんだ不信感は隠せない。

「なんだよ、その目は。」

ムッとした目で返されても疑問が消えることは無く。

「本当にそれしか選択肢はなかったのか??」

「健康的な選択肢じゃないか。

それとも、テレビを見ながら尚且つ二人で出来る健康的な選択肢でも取ってみるかい?」

ニヤリと意地悪くバーネットが笑う。

「・・・・・!!!!」

サーッと蒼褪めたベシュー。

ほどなくして、ドタバタと逃げ回る音と追い回す音が始まった。

 

 

*会話4(学園パロ・ルブラン&べシュー)*

『無言の保険医、会心の一撃。』

本日の利用者欄。

テオドール・ベシュー。

胃腸があまりよくないのか、しょっちゅう腹痛と下痢を起こす保健室の常連だ。

今日も今日とて、保健室の白いベッドの上で唸っている。

「うぅ〜・・・・痛つつ・・・・・」

「大変だな。」

ルブラン保険医が正露丸(錠剤)を取り出す。

「あ〜あ・・・・明日っから試験なのに・・・・・・」

 

そういえばそうだ。

だが、この様子ではあらかたまた追試という形になるだろうな。

 

ベシューは授業態度も成績も悪くは無いが、弱い胃腸が災いしていつも追試で取るというのが学内では有名だ。

珍しく試験に出られても途中退場だったり・・・・けっきょく常に追試を受けるハメになるのだった。

「は〜・・・試験受かるにはどうすればいいんだろう・・・。」

ベシューがぼやく。

「そんなのは簡単だろう。」

コップに水を入れて持って来る。

え?と言うようにベシューがルブラン保険医を見上げた。

 

「合格点取れば良いんだよ。」

 

なんとも合理的な保険医の回答に、ベシューはへこみつつも、そうですねと返すしかなかった。

 

 

*会話5(ホムワト&リパハル)*

『天然とフシギ少女のコラボ。』

ワトソンは学内の情報処理センターで偶のインターネットをしていた。

検索し、個人のサイトを巡り歩く。

しかし途中でふと手を止めて、周りで作業をしている顔見知りたちにむかって尋ねた。

「ねぇ、BBSって何?」

「ああ、それは・・・・」

ホームズが答えようとした瞬間、

 

「バーベキューソースの略じゃない?」

 

不動の自信で満ちたハルヒの声がワトソンの耳に届いてしまった。

「ふーん、そっかぁ。」

納得してるし。

「ってワトソン!!それで納得したのかい?!!」

「ハルヒ・・・略っつーのは単語の頭を取るもんだぞ・・・・?」

お前の中では、『バーベキュー』という単語は『バー』と『べキュー』に分かれているのか?

 

もちろん件の二人はまったく気がついていない。

天然とフシギ少女のパワーの一端を垣間見たホームズとリパーは、

珍しく顔を見合わせると、ハァと溜め息を吐いたのだった。

 

 

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