夢を見た

最近というかなんというか

親がよく夢に出てくる

何をしている、というわけではないのだけれど

 

 

どうも場所はわたしのアパートの部屋のようだった。

だが時折、ちらほらと実家の居間のビジョンも混じるのだった。

母がわたしの隣に座っている。

そうして左手首にシップを貼り、包帯を巻いている。

「****」

わたしは何事か言って母に話しかけたのだ。

なんと言ったか覚えていないが、『どうしたのか』とか、そういう類のものだったと思う。

突然、母はわたしを振り返るとわたしの額にシップを貼り付けた。

ななめに貼りついたので、左目の視界がすこし暗くなった。

ひんやりと冷たくて、心地よくて。

よく貼りついてしまったそれを、うーんと力をこめて引っぱって剥がした。

ベリッと音がした

ような気がした。

包帯とシップがくっついてぐちゃぐちゃになってしまったものを拾って額に押し付ける。

やはり、ひんやりとして気持ちが好かった。

母親は右手にも包帯を巻き始めた。

 

 

本棚がない。

そこに本棚があったよというように、四角く黒ずんでいたから分かったのであって

なにも無ければ『ただ何か足りないなあ』ぐらいにしか思わなかったかもしれない。

何処に、と思い首をめぐらすと。

実家にあるはずの大きな本棚がある。

はて、と首をかしげて玄関に目をむけると扉が開いている。

知り合いだったと思うのだが、女の人がにこにこ笑いながら覗いていた。

その目の前を大学の美術教授がすっと通り過ぎていった。

軽く立ち止まり、二言三言話をしたと思うのだが覚えていない。

教授は面白そうに笑っていた。

 

 

父親も居たはずなのだが、いつも視界の隅のほうに居てよく分からなかった。

だが、父親も面白そうに笑っていた。

そんな感じがした

目で見た、ワケではないけど。

 

 

END

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この夢は母が印象的だった。

湿布をベタベタ貼り、包帯をぐるぐると巻いていた、母が。

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浮上