深まる秋。
色付く葉っぱ、実る果実。
動物達に訪れるのは、発情期――…である。
秋の教育授業
ゆらりと尻尾を揺らして、イタチのレストレイドは息を吐く。
なんだか、体の調子がおかしい。
――…熱い、ような。
心臓がやけに早くて、体が落ち着かない。
ねぐらの中で、体を丸めて横になる。
――…どきどきする。
ぐるぐると回らない、熱を持ったような思考回路。
なんなんだろう。
体が自分のものじゃないような感じがする。
「レストレイドー?」
そんな時。ねぐらに顔を出したのは、友人のキツネのグレグズンだった。
横になったままのレストレイドを見て、グレグズンの眉があがる。
「どしたの?具合悪いの?」
心配げに顔を覗き込まれて、なぜか心臓が跳ね上がるのを感じながらレストレイドが首を振る。
「いや…、なんか体が変な感じするだけで…」
「体?どんな風に?」
言いながら、グレグズンがレストレイドに手を伸ばす。
頬に手が触れた瞬間、レストレイドがびくりと身を竦めた。
「…ひゃぁッ…?!」
「…レストレイド?」
あがった声に顔を赤くするレストレイド。
なんだこれは!?
混乱するレストレイドをよそに、グレグズンは横になっているレストレイドをじっと眺める。
そして不意打ちに、手を伸ばしてゆっくりと脇腹を撫で上げた。
「ふ、ぁ…っ!?」
顔を赤く染め上げて、ぎゅっと目を瞑るレストレイド。
耳がへにゃりと力なく伏せられて、ゆらゆらと尻尾が揺れている。
「…レストレイド」
涙目を開くと、自分を凝視するライトグリーンにかち合った。
「あのさ、」
「――…ッ、なん…だ?」
触られた場所から、熱が広がるような気がする。
ぎゅうと目を瞑って、それに耐えるような顔をするレストレイド。
「発情期だと思うんだけど」
「…――は、つじょうき?」
なんだ、それ。
思いながら首を傾げる。
ああ、そういえば。
随分前に狼と赤頭巾を花畑で見かけたときに、目を塞いだグレグズンが言っていたような…?
結局、どんな意味だったっけ。
ぼんやりとしている内に、グレグズンがレストレイドに覆いかぶさった。
「…? グレグズン?」
何をするんだ?
問い掛けたレストレイドに、グレグズンは楽しげに尻尾を立てながら言う。
「だってこの間、花畑で。発情期になったら『同じこと』してあげるって約束したでしょ?」
「…『同じこと』?」
言われても、あのとき目を塞がれていたので、何が起こっていたのかレストレイドは把握していない。
子供が見ちゃダメと言ったわりに、グレグズンはなんだか理解しているようだったのが謎だ。
「うん、教えてあげるから」
言われてそのまま、唇で唇を塞がれた。
*****
「んっ、…ひゃ、ぁ…っ///」
尻尾が自分の意志に関係なく、ゆらりと動く。
レストレイドは真っ赤になりながら、自分の上にいる相手を見上げる。
裸に剥かれたレストレイドの肌を、じれったいくらい優しく愛撫しつつ、グレグズンが赤い華を散らしていく。
気紛れに相手の尻尾の毛並みが、肌をくすぐって体がびくりと跳ねる。
「…ぐれ、ぐず…っ!」
熱い。
熱い、熱い。
触れられるのが、嬉しくて焦れったくてもどかしくて怖くて。
複雑すぎる自分の感情が掴めないから、相手に縋り付くしか選択肢は無い。
「…っ、ゃ…だッ、ヘンになる…っ」
熱い。
「大丈夫。可愛いから」
よく分からない根拠を言ったと思った瞬間、相手の舌がべろりと胸の辺りを這った。
「はぁ…ッ、ん///」
続いてちゅうと吸い付かれて、背中がしなる。
「…ふぁ…っ、あぁ…っ」
顔を胸に埋めたまま、手が下肢へと滑って行く。
少し首を傾ければ、緑を孕んだ金糸の中に、ピンと立った三角の耳が見えた。
「ひゃぁぁあッ!?――っ、ぁッ…、はぁ…んッ」
撫で上げられるそこに、びくびくと体が反応する。
ぼろり、と涙が零れた。
息が荒くなる。
初めての感覚があまりにも強すぎる。
追い上げられるような相手の手つき。
目の前がくらくらした。
「あッ、…ゃ、ぁっ――ああああんッ!」
一際高い嬌声に、ぐったりと力が抜ける。
びくびくと余韻に揺れる体。
「…――ん、はぁ…」
ゆったりと息を吐き出す唇に、グレグズンの唇が重なる。
絡められる舌。
再び、どくりと体が熱くなる。
するりと濡れた手が、奥を撫で上げて体が強ばった。
「ぐれぐずんっ、何――」
「大丈夫」
痛くしないから。
言った顔が離れて、下に沈む。
くちゅり…。
「ふぁっ!?あ、ぁああッ?」
濡れた感触が奥まで侵入してきたと同時に、尻尾の付け根を軽く握られて強すぎる快感が襲う。
「ゃあッ、ぁ、グレ…ッ!」
「ッ、レストレイド…!」
熱い感触が奥に入り込んでくる。
「っあ、やぁ、あ、ぁああああああッ!」
「っ、レストレイド…ッ」
低く呟いたグレグズンの声が、耳に届いて。
体の中に熱すぎる熱を感じてから、ぷつりと記憶が途絶えた。
*****
「……ん、…ぅん…?」
目を開けると、やけに体が怠いことに気付いた。
首を傾げながら、体を起こそうとするとそれは自分を覗き込んだ人物に阻まれた。
見慣れた三角の耳が埋まる、金色。
「…? グレグズン」
どうして、ここにいる?
そう聞こうとして、記憶が一気に蘇る。
「〜〜〜〜ッ?!」
朱に染まる顔を相手の手が撫でた。
「体、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ…」
よく見れば、寝床も自分の体も綺麗に整えられていた。
見つめてくるライトグリーンの目が、居たたまれなくて視線を外して、か細く訊ねた。
「あ、れが。…発情期、か?」
「んー、ていうか発情?この時期になると、あーいうことがしたくなるの」
「…なんで、そんなに詳しいんだ」
俺の方が、年上だよな?
そう聞けば、相手は至極あっさりと答えた。
「だって、俺だいぶ前からレストレイドに発情してたし」
………。
…………ん?
「疲れただろうから、もう寝れば?」
促されてそれに答えつつ、レストレイドは首を傾げる。
なんだか、さっき凄いことを言われなかったか??
「それじゃ、おやすみ」
隣に潜り込んで告げるグレグズンの尻尾が、楽しそうに揺れているのを見て、いいかと思考を放棄する。
目を閉じようとする前に、グレグズンが声を上げた。
「そぉだ、レストレイド」
「…なんだ?」
「俺以外と、これしちゃダメだからね?」
真剣な声での言葉に、レストレイドは薄く目を開いた。
「……? …お前以外と、これってできるものなのか?」
根本的な質問に、グレグズンは沈黙してから答えた。
「できないな(←ナチュラルに嘘☆)」
「…ふぅん」
まぁ、グレグズン以外にあんなところを触られるのはごめんだから。
別に、問題ないか…。
そんなことを呟きながら、目を閉じれば。
唇に柔らかい感触が落ちてきた。
END
おまけ
「ちなみに、発情期に発情しあう同士がツガイになるから」
「…? ツガイって、雌と雄がなるんだよな?俺たち、二人とも雄じゃないか?(←その前に、種族が違う)」
「別に、雄同士でもいいんだぞ?(←嘘☆)」
「そうなのか? …でも、グレグズン」
「何?」
「俺とお前のどっちが子供産むんだ?(←真剣)」
「…それは、段階を追ってからね?」
「段階?」
「うん、まず――」
ドサッ。
「??!(←押し倒された)」
「子作りの練習から(笑顔☆)」
「ぇ、ちょっ…ぐれ…ず…ッ///」
秋の教育、これにて了。
* * *
ああ・・・
ああ。(歓 喜)
この幸せを表現するにはなんと言ったらいいのか・・・!!
名無しさんが!キツネグレと!イタチレスで!
エロを!!!!(グッ!)
これを携帯メールで受けた水玉は世界の誰よりも幸せものでしたよ。
そう、世界の誰よりも早くこの手にキツネグレ×イタチレスエロを。(もういいって)
名無しさん本当に本当にいつもありがとうございます!!!!
ブラウザバックプリーズ!
07.10.11.from:名無しさん