昨日は恋人の誕生日だった。

 そして、まぁ色々お祝いして(どんな風にとは言わないが)。

 日付も変わった本日。

 ベッドの中で、恋人は完全に拗ねている。

 可愛いからいいのだが―――いや、よくないか。

 

 

 さて、どうしよう。

 

 

 

My happiness is to be it with you.(私の幸せはあなたと共にいることです)

 

 

 

 ことの発端は、ピロートーク。

 ふと、レストレイドが聞いた。

 

「…そういえば、お前の誕生日はいつだ?」

 

 くったりと力の抜けた体を抱き締めて、掠れた声を出す喉元を擦りながら考える。

 

「えーと、六月一日…?」

 

 だったっけか。

 

「…どうして疑問系なんだ」

 

 自分の言葉に顔を上げるレストレイドに、首を傾げて答える。

 

「いや、だって気にしたことあんまり無いし」

「…そうか」

「うん」

 

「そうか…、六月一日か……。―――――…って、はあっ!!?」

 

 がばっと、今までの力の無い感じはどこにいったんだと思うほどの勢いでレストレイドが飛び起きた。

 

「六月一日!?」

 

「うん」

 

「六月って先月だろ!」

 

「うん」

 

「一月以上も前じゃないかっ!」

 

「うん」

 

「なんで言わなかった!!」

 

 だって、忘れてたし。

 言うと去年のことなど棚に上げた恋人が、枕を人の頭に投げつけた。

 

 

 

 

 ――そして、現在に至る。

 

 俺といえば、どうしてこんなにレストレイドが拗ねているのかまったく分からない。

 

「レストレイドー?」

 

 言いながらぼふっと、包まっている毛布ごと抱き締める。

 

「…何だ」

「なんで、拗ねてるの?」

 

「拗ねてないっ」

 

 いや、拗ねてるでしょ。

 もちろん、これ以上機嫌を損ねられたくないのでそれは言わない。

 言わずに相手の髪に顔を埋める。

 

「俺、なんかした?」

 

「……何もしなかったから、悪い」

 

「いや、さっきまで色々したと思「そんなこと言ってるんじゃないっ///!」

 

 真面目に答えたつもりなのだが。

 何もしなかったから?

 

 ん…?

 

「…もしかして、俺が誕生日言わなかったの怒ってる?」

 

「……怒ってない」

 

「ふーん」

 

「怒ってないからな」

 

「うん」

 

 拗ねてるんだもんね。

 

 そんな言葉は言わずに飲み込む。

 抱き締めてるせいでレストレイドは分からないだろうが、自分の顔の頬が大分緩んでいるを自覚する。

 

「…なんか、俺ばっかりだ。いつも、お前に貰うの」

 

「そーか?」

 

「…誕生日くらい祝わせてもらってもいいだろ…」

 

 

 

 

 せっかく、お前が生まれてきてくれた日なのに。

 

 

 

 

 顔を見せずにそう呟いた恋人に思わず天井を仰ぐ。

 天然だ。

 どうしよう。

 だから今日はお前の誕生日だろうってのに。

 

 思いながらも、可愛い台詞に自分の欲求は停まらない。

 

「別に、祝ってくれるならいつだっていいけど?」

 

 

 

 緩く上がる青灰色の髪に口付けて。

 

 

 

「なんなら」

 

 

 

 こちらをようやく見た瞳にも、キスしながら言う。

 

 

 

「今からでも」

 

 

 

 首に回った手は肯定ということで。

 

 

 

 Happy Birthday, my lover.

 

 

                   And thank you for being born.

 

 

 

END

 そしてレストレイド誕生日祝いまで頂いてしまったという・・・!!
 名無しさん本気でありがとうございます・・・!!水玉には成し得なかった功績をッッ
 ごめんねレストレイドグレさんの誕生日過ぎ去ってから決めちゃって・・・!!(笑)
 イメージで決めるとこういうこともあるのよ、うん^^
 来年はどうぞグレさんにその身を捧げる勢いで祝っちゃってください。(いつも捧げてるんじゃ?/笑)
 名無しさんどうもありがとうございましたーーーッ!!!!

 ブラウザバックプリーズ!

 07.07.16.From:名無しさん