「私は役に立ててますか?

       ココにいる価値はありますか?」

 

 

 

 

 

「・・・・・?芳黒さん、何か言いましたか?」

「いいえ〜 何も言ってないですよ」

「そうですか?空耳かしら」

「・・・・・。私、ちょっと洗濯物見てきますね」

 

 

小走りに部屋を出る

一気に廊下を走り抜けたい気持ちをどうにか押さえ込んで鈴の音に気をつけて

出来ているかはわからないけれど気づかれちゃいけない

必死の思いで庭へ続く扉を開けてすぐ様閉める

 

 

 

激しく脈打つ心臓、速く浅い呼吸、細かに震える膝、歪む視界

 

 

 

「・・・・・あぁ」

体の力が声と一緒に抜けてその場座りこむ

「なんで・・・・・・・・」

視界を歪ませるだけでは飽き足らないものが頬へ伝って膝へおちた

「どう、し よう・・・・ あんなこと、言っちゃ・・・・」

 

 

何も言っていないなんて嘘

普通の人と何も変わらずに動作を行う盲目の美しい人、クラリモンド様を見ていたら知らずに

呟いていた 

 

この美しい人はとても強い人で

そして一緒に暮らして傍にいて嫌でもわかった事は私の助けなんて必要とはしないということ

私に出来ることは少ない

それこそ誰にだってできることばかりで

クラリモンド様の徘徊癖が心配だからって言われてたのに止められないし逆に迷子になったこともある

 

 

                    (私のいる意味が無い?)

 

 

パトロンは仕方が無いって頭を撫でてくれたけど本当はどう思っているか私じゃわからない

 

 

もしかしたら呆れられているのかもしれない

邪魔って思ってるかもしれない

 

 

 

                     (私は要らない?)

 

 

 

でも私はパトロンのみんなの傍にいたい

私にはもうパトロン達しかいないから

 

だから役に立ちたくてわがまま言って付いて来たのにもしかしたら迷惑をかけているのかもしれない

 

それでもお願いだから傍において欲しい 

傍にいることを許して欲しい

 

いつかきっと役に立つと誓うから この命の元に

 

 

 

「パトロン・・・・・クラリモンド様・・・・・

            私はココにいていいですか?私は、いたい です」

 

 

 

 

 

問い掛ける人のない言葉はか細く風に消され誰の耳に届くことは無い

けれど問い掛ける姿を見て心を痛めた青年がひとり

問い掛ける少女は気づかない、気づかせない

ただ同じ風が二人の髪を揺らしているだけ

 

 

END

* * *

やっほーーーーーい!!!!!(・∀・)
フフフフフフ☆クロッチから貰っちゃいましたよ!!!!
芳黒の心の叫びーーーー!!!!(Yha−haaaa!!!!)
あー!!暗いなんてとんでもない!!
こんな健気な芳黒、書こうとしても水仙は書けません☆
ギャグに走りますから(笑)
素敵小説どうもありがとうでしたーーーvvv

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