これがほんとの洗濯戦争───
昨日は一日中雪が降った
太平洋側のこの都会ではずいぶん稀だ。
でも今日にはすっかり晴れて空は爽快、景色はこの地にしてみれば雪景色と言ったところ。
こんな日に、わたしはなんと洗濯している。
それも手洗い
まちがっても全自動洗濯機の選択ボタンについてる「手洗い」ではない。
文字通りの手洗い
備え付けのバスルームでまだほんのり温かいぬるま湯を用いて。
いつだったか母親に「これ、いいわよ」と言われて一応購入しておいた青と生成りのマーブル模様の洗濯石鹸を使い。
じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ
じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ
一心不乱に徹夜明けにもかかわらず手洗い洗濯をしている。
洗っているのはお気に入りの水色のバスタオル
ほんとはシーツかカーテンを洗いたかったのだけれどさすがにこの冬場、いくら晴れてるからって外に干してもカチンコチンになるのは目に見えている。
よくもまあ、こんな疲れることを一心にできるものだと我ながら呆れる反面。
やはりわたしは変わっていないと思う。
ひとつやり始めるともう他のことに関心は無く、ただその行為だけに没頭する。
ちいちゃかったころ。
まだ幼稚園だったか、そのくらいのときにご近所さんといっしょに海に行ったとき。
兄がわたしの浮き輪を借りて遠泳に行ってしまったので泳げなくなったわたしは波打ち際の砂浜に穴を掘り始めた。
さいしょはただなんとなく砂を掻いていただけだったと思う。
ただ道具を使うことも無く、両手で、一定のリズムでそれを繰り返すうちにその行為に没頭した。
穴はどんどん深くおおきくなっていった。(幼稚園児が掘ったにしては、だが。)
兄が帰ってきたとき、ちょうど母親たちもやって来て、みんなが驚き笑ったのを憶えている。
ずっと掘ってらったなが。(ずっと掘ってたの?)
わたしはそのとき元気良く、うん、と肯いたかもしれないし
まだ夢見心地のまま、うん、と肯いたのかもしれなかった。
掘って行く途中で何度か海草が出てきた
それは海の中にあったときそのままで、とてもぬるぬるしていて気持ち悪いとまではいかないにしろ、あまり触り心地のいいものではなかったと思う。
じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ
じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ
じゃぶじゃぶじゃ・・・ばしゃんじゃぼんじょぼんじゃぼん。
キリが無いし、黄ばみは万能な洗濯石鹸にもなかなか手ごわかったのでひとまず終わりにした。
ゆすいでゆすいで
しぼってしぼって
またゆすいで。
そうしてようやくぬるぬる感がとれた後、洗濯機に放り込んで脱水にかける。
こればっかりは機械に頼った方がいいだろう。
ましていま、どんなに晴れてようと季節は冬だ。
一段落して、指がヒリヒリと痛かったので見ると皮が擦り剥けて少し血が滲んでいた。
本末転倒───いや、洗濯物は汚れていなかったからそうでもないか?
とにかく擦り剥けてヒリヒリするところに手当たり次第消毒液をどばどばかけた。
これから食器を洗おうと思っていたのだが致し方ない。
床掃除でもして擦り傷が幾分マシになるのを待つことにしよう。
侮り難し、洗濯戦争───
END
![]()
これはほぼ実話。とゆーかコレを打つ前にホントにやってたことです(爆)
なにやってんだーとか思われるかもしれませんが水仙の行動は常に思い立ったが吉日なので^^;
海辺での穴掘りもほんとう。
これでもかというくらいに掘ってたような・・・(笑)
やっぱり変な子でした★